新作情報390「猟奇荘奇譚5」(アート)主演:桐島秋子・石山梨華 監督:村上Ryuji

2話ものになってるアートの作品。私は女優が二人以上出る作品は、責めが収斂しない気がして、あまり見ないのだが、たまにはいいかと。

第1話の方が、たぶん桐島秋子主演のヤクザとその情婦のSMプレイを描いたもの。舞台はボロアパートの二階、畳の部屋。これは1話、2話ともにそうで、このシリーズのコンセプトらしい。
秋子が男と寝ている。男優の方は大柄で坊主頭、背中に刺青をしている。この男優はときどき見るが名前は知らない(西村註:奈加あきら)。ヤクザが合ってる。
二人とも全裸である。桐島秋子はかわいいというタイプではなく、むっちりした体つき、やや節目がちな眼に風情のある子だ。
桐島は見ようによっては薄幸な人妻にも見え、私はある意味、気に入った。
桐島が起き出して、うつぶせになってる男の背中を軽く何度か噛む。男は無視してタバコを吸ってる。
やがて、男もその気になって、起き上がり桐島の胸を噛む。桐島が声を上げる。悲鳴のようでも快感のうめきのようでもある。
それから、男が桐島を縛ってロウソクをたらす。じつは責めはロウソクだけでSMシーンとしては並。桐島は猿轡をされながらうめき声をあげる。彼女のうつろな目やあえぎは悪くない。

第2話はアパートの二階に女の子がとらわれてるところから始まる。女の子は青の上下に白いブラウスという服装。
両手を広げて大の字に縛られ、足も広げられて足かせにはめられている。
石山梨華はお嬢様というより、中小企業で事務をやってるOLというタイプだ。嫌がってる様子は様になってる。この子も私的には納得。梨華の前では工員ふうの男(西村註:佐川銀次)がカップ麺を食べてる。
男が立ち上がって箸で梨華の股間をつく。パンスト、白いパンティの上からぐりぐりする。
男が梨華の後ろに回って胸をはだけさせ、乳責めする。
異論もあるだろうが、このビデオでよかったのは女をすぐに全裸にしなかったことだ。洋服が残っている方が絵に艶が出る。
イメージ的な問題か。
男が梨華の乳房の周囲にそれぞれ4個のグリップをつけ、さらに乳首に重りつきのグリップをつける。
ここまで絵としてとてもよかった。梨華はギャグをされてるので、うーうーうめくだけだが、苦しげに歪む表情はいい。
それから熱蝋、M字開脚縛りでのバイブと続く。熱蝋はともかく、バイブは全く普通のシーン。
その後のフェラチオ、ファックもとくに見所はない。SMビデオではたまにあるが、前半がよくても、後半がまるで惰性で撮ってるとしか思えないことがある。この第2話もそう。もうひと頑張りすれば、絶賛したかもしれないのに。
とはいえ、全体とすれば、並以上の出来だったと思う。ただ、本格的なハードな責めを見たいという人にはお勧めできない。
実際、鞭はないし、責めの内容は凡庸だ。私が評価するのは映像作品として破綻がない。雰囲気がよく保たれてて、作品に入れるということだ。これはアートの力か。

   (以上 ゾンビさん 2003年7月アップ)